春の素材とは?

みなさん、こんばんは。

スタイリストの鈴木です。

いつもブログをご覧いただき本当にありがとうございます。

 

春分を過ぎて先週は名古屋でも桜の開花宣言が発表されました。今週末辺りがピークのようです。

今日は生憎の雨模様の名古屋でしたが、ここ最近は最高気温も15℃を超える日がほとんどで、スプリングコートを着たり着なかったりと春らしい陽気が続いています。

もう春の装いが落ち着いてきましたね。

 

突然ですが知っていましたか??素材で季節感を出すことができるんです!

 

おしゃれに関心がある方は季節や気温などの変化に、着る服の素材感を意識してコーディネートしています。

 

ですがおしゃれが苦手な人にとっては、季節や気温の変化に少し遅れて対応してしまいます。そうなると季節と服装との関係に「季節感のズレ」が発生してしまいます。

季節の変わり目によく起きてしまう現象になります。

 

今回はこの季節感のズレがどういう事なのかを素材の観点から解説していきたいと思います。

 

それでは本日のブログは「春の素材は?」についてです。

 

今回も最後までお付き合いしていただけたら嬉しいです。

 

 

服の繊維について

 

服の繊維については前回の記事にて解説しました。

先に読んで頂いた方が分かりやすいと思いますので、よろしければご覧ください。

 

服の繊維について。。。

 

春をイメージさせる素材とは?

日本には四季があり、それぞれの季節にはイメージがあります。

例えば春は「桜」、夏は「向日葵」、秋は「紅葉」、冬は「梅」などがあります。

そして同じように繊維でも季節をイメージする事ができます。

 

今回は春をイメージさせる素材について解説していきます。

 

春をイメージさせる素材は「コットン」、「ポリエステル」、「ナイロン」、「レーヨン」、「ポリウレタン」などがあります。

特徴としては、涼感や通気性を感じれる点などがあり、この涼感が春をイメージさせています。

まだちょっと分からないよって方は、素材の起毛感(素材の毛羽立ち)があるかないかで判断してもらって、起毛感があるのは冬用で起毛感がないのは春用で、まずスタートしてみてください。

 

 

春の素材の特徴

 

それでは代表的な春の素材を4つ厳選してそれぞれ解説していきます!

 

綿:コットン(cotton)

「コットン」は、「綿」を意味する「cotton」という英語のカタカナ表記なので、「コットン」も「綿」も同じものになります。

「綿(コットン)」とは、アオイ目アオイ科ワタ属に属する多年草「ワタ」の種子からとれる繊維のことになります。

また2~3年以上、農薬や化学肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花は「オーガニックコットン」と呼ばれています。

特徴は長所として強くて丈夫で吸水性があります。短所は洗うと縮みやすくシワになりやすい部分になります。

 

UNIQLO
クルーネックT(半袖)
color:natural  ¥1,000
素材:綿100%

 

レーヨン(rayon)

レーヨンは初めて作られた人工繊維で、木材パルプから取れる植物原料に薬品加工をして作られる「再生繊維」のひとつです。また自然に帰すことが出来る環境にやさしい素材になります。

特徴として長所は、シルクによく似ている素材で「滑らかな肌触り」「上質な光沢感」があり、他には「通気性に優れている」「ドレープ性に優れている」「消臭効果がある」「価格が手頃」などの特徴があります。

逆に短所は「水に弱い」「乾きにくい」「縮みやすい」「シワになりやすい」などあります。

 

UNIQLO
レーヨンプリントオープンカラーシャツ(半袖)
color:Orange  ¥1,290
素材:レーヨン100%

 

 

ポリエステル(polyester)

ポリエステル(polyester)は、主に石油など化学的に合成された原料のみから作られる合成繊維です。

ペットボトルの原料としても有名なPET(ポリエチレンテレフタレート)で作られる繊維が一般的です。

ポリエステルの最大の特徴は「軽くて丈夫である」ということ。まず長所は「耐久性がある」、「速乾性がある」、「軽い」、「シワになりにくい」などがあります。逆に短所は「吸湿性がない」、「静電気が起きやすい」、「汚れが落ちにくい」などがあります。

ポリエステル素材はリーズナブルに手に入るため、合成繊維の中で最も生産量が多いとされています。

 

ウォッシャブルテーラードジャケットCL(セットアップ可能)

GU
ウォッシャブルテーラードジャケットCL
color:Gray  ¥3,990
素材:ポリエステル100%

 

 

ナイロン(nylon)

ナイロンとは、主に石油を原料とする「ポリアミド」とよばれる合成樹脂から作られた合成繊維のことです。世界でもっとも生産量の多い合成繊維はポリエステルですが、2番目に多いのがナイロンになります。

ナイロンの特徴で、長所は「耐久性が高い」「弾力がありシワになりにくい」「軽量である」などがあり、短所は「熱に弱い」「吸収性が低い」などがあります。

短所の「吸収性が低い」部分の特徴を利用して、雨風の侵入を防ぐレインコートの素材にも使用されます。

UNIQLO
ポケッタブルハーフコート
color:natural  ¥5,990
素材:ナイロン100%

 

 

まとめ

  • 季節感のズレとは、冬の素材を春先に着てしまう現象です。まずは、素材の起毛感(毛羽立ち)で違いを判断してみてください。
  • 季節をイメージする素材があると言うことは、季節に合っていない素材を着ていると最悪「季節感がない人=ダサい人」と思われてしまうかもしれません。なので素材の季節感はオシャレには重要なポイントです!
  • 服に関して季節感を出すには素材だけではなく、「ロング丈のコート」や「ハイネックのカットソー」など着るアイテムやデザインなどによっても冬の季節感が出てしまう場合があります。素材だけではありませんので注意が必要です。

 

 

 

 

 

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簡単に説明すると。。。